2012年01月28日
キャラの性別はどんな根拠があれば確定するのか
TVアニメの『ギルティクラウン』を毎週楽しく見ている。
このアニメのいいところはなんといっても、「これは本来なら百合であるべきだ」と憤らずに済むところだ。
最近では少なくなったが昔は、「誰がどう考えてもこれは百合展開になるに決まってんだろうが! それがなんでこんな超展開になるんだよこの糞ヘテロセクシスト!」と怒鳴りつけながら監督の首を絞め上げてやりたいような、ひどい作品が多かった(たとえばこれはアニメではなく原作の問題だが、『ラブひな』の瀬田先輩は誰がどう考えても女であるべきだった)。今でもその危険を感じると身構えてしまう。そういう気苦労なしに見られるのは嬉しい。
また百合に限らず、「これは本来なら××であるべきだ」と憤ることがほとんどない。今週のいのりの殺しっぷりや、嘘界の「処世術だ」には痺れた。そう、フィクションはこうでなくては。
「これは本来なら百合であるべきだ」というのは、さきほどの例がそうだったように、「このキャラは女であるべきだ」というパターンが多い。逆に腐女子諸氏にとっては「このキャラは男であるべきだ」なのだろうと思う。この観点から『ギルティクラウン』を見ると、いのりは男であるべきだったようにも見える。
2012年01月27日
ステマ工作員募集
西在家香織派は紅茶ボタンをステルスマーケティングしてくださる工作員を募集します。
iPhoneアプリの電子書籍はサクラレビューによるステルスマーケティングだらけ
応募はApp Store / Android Marketの紅茶ボタンのレビュー欄にて受け付けます。素敵なサクラレビューで募集担当者のハートを見事キャッチしてくださったかたを最大0名採用します。お気軽にご応募ください。
2012年01月25日
Array Considered Harmful あるいは、なぜC言語のポインタは難しいのか
大昔、子供向けのBASIC入門の本を読んだら、「配列でつまづく人が多い」と書いてあったのを覚えている。
今でも配列――今ではたいてい「リスト」という格好いい名前がついている――を使うときには、「これこそプログラミングの味!」とでも言うべき不自然さを感じて、抵抗を覚える。
たとえばループ変数の名前、i。なぜいつも同じ名前、つまり意味のない名前なのか。よい名前がつけられないということは、なにかがうまくいっていないということだ。
この点で、関数オブジェクトとmapは文句なく正しい。が、それで配列まで正しくなるのか。
2012年01月23日
インタプリタがコンパイラになる話
4半世紀前に「BASICコンパイラ」に憧れた皆様こんにちは。
当時、インタプリタとコンパイラは格が違う存在だった。
・ホビイストはインタプリタ、プロはコンパイラ
・無料でパソコンについてくるのがインタプリタ、何万円も出して買うのがコンパイラ
・起動してすぐに使えるのがインタプリタ、段取りが多くて敷居が高いのがコンパイラ
そしてなにより、
・遅いのがインタプリタ、速いのがコンパイラ
パソコン雑誌の広告等で「コンパイラ」を見て憧れを募らせていた私は、Javaや.NETのJITコンパイラに騙されているような気が今でも少しする。インタプリタなのかコンパイラなのかどっちなんだ、と詰め寄りたくなる。
もちろん、(昔の)インタプリタと(昔の)コンパイラのどちらと比較しても優れているのがJITコンパイラだということは知っている。それでも、あの絶対的な格の違い、越えられない壁はいったいどうなってしまったんだ、という気持ちにかられる。
そして今度は、インタプリタがJITコンパイラになるという。
PyPy を使ってインタプリタを書く
これを見て私の脳内には、BASICインタプリタに魔法をかけるとBASICコンパイラに変身する、という夢のような光景が展開された。ちなみにPythonではベンチマークが3倍速になるという。
(といっても既存のコードがそのまま3倍速になるわけではない。多くのソフトウェアはI/Oのために内部表現と外部表現を変換するところがボトルネックになっており(JavaのJNIが遅いのはこれ。「速度が必要なところはCで書けば~」という議論が成り立たない最大の理由)、PyPyはその変換に余計な手間がかかるので、I/Oの多いソフトウェアではかえって遅くなる)
2012年01月19日
Coders at Work まとめ おまけ
『Coders at Work』まとめ Part 3の続き。
おまけと言いつつ、今度こそ本当にまとめる。と言いつつ感想を書く。
・C++は明らかにダメ
・デザインパターンには問題がある
・メモリ共有型のマルチスレッドは明らかにダメ
・トランザクショナルメモリは今ホットだが疑問。ちなみにMicrosoft Researchの研究者はダメと結論づけた
・何層ものレイヤを重ねることには不安がある。その上さらにレイヤがブラックボックスなのは明らかにダメ
・プログラミング言語が格納域を扱うことには問題がある
・Prologはもっと注目されるべき
・純粋関数型言語は注目はされているが、うまくいってはいない
・ソフトウェアの再利用はうまくいっていない
・コンピュータにはこの数十年間、見るべき進歩がない
Coders at Work まとめ Part 3
『Coders at Work』まとめ Part 2の続き。
Continue reading "Coders at Work まとめ Part 3"2012年01月18日
Coders at Work まとめ Part 2
『Coders at Work』まとめ Part 1の続き。
Continue reading "Coders at Work まとめ Part 2"2012年01月17日
Coders at Work まとめ Part 1
『Coders at Work』はいい本なので、思いのままにまとめてみた。
ネットに山ほどある「まとめ」の流儀に従い、まとめ元の内容など事実上無視している。ネットの「まとめ」を真に受ける人がいるとは想像したくないが、世の中には底抜けに天井知らずに愚かな人がいるらしいので、一応警告した。
Continue reading "Coders at Work まとめ Part 1"